一般的にメディカルアロマとして知られているのはフランス式のアロマテラピーです。
国によってアロマテラピーの使われ方が異なるようです。
フランス、ベルギー、ドイツでは
エッセンシャルオイルを使用して病気を治す技術を示します。
医師や薬剤師が処方する必要があり、患者は医療の選択肢としてアロマテラピーを選べます。
フランスでは香りの良し悪しには重点をおかず、エッセンシャルオイルの成分による薬理効果に重きを置き、エッセンシャルオイルの香りによる療法はオルファクトテラピー(臭覚療法)として区別されています。
フランス式発音:アロマテラピー
イギリスでは
エッセンシャルオイルの香りを嗅いで体と心を癒す技術としてマッサージや香りによるリラクゼーションに使われます。
病院とホスピスのほとんどの看護師がアロマセラピーを利用し、異臭、細菌、痛みなどに対処しています。
イギリス式発音:アロマセラピー
メディカルアロマ – 医療に使用する目的として注目され始める
日本でのエッセンシャルオイルの歴史は新しく、イギリス式のアロマセラピーが広がりました。
香りを楽しむ、または美容目的のために使われだしたため、エッセンシャルオイルの品質について基準が定められていません。
そのため、人工香料や増量剤、添加物が入っているものをアロマオイルと呼ばれています。
しかし、1990年代より日本でも医療に使用する目的として注目され始めました。
近年では、代替医療、統合医療、自然療法としてエッセンシャルオイルを取り入れる医療機関が増えてきています。
ただし、メディカルアロマとして使われるエッセンシャルオイルは天然100%というだけでなく、成分内容や成分バランス、農薬や重金属などが含まれていないかなどの品質が重要です。
現状では、アロマテラピーが医療として認められることが少なく、使用するエッセンシャルオイルに保険が効きません。